筋トレをしている人なら、「プレワークアウト」という言葉を聞いたことがあるだろう。
しかしプレワークアウトが一体何なのか、どんな効果があるのか知らないという人も多いはずだ。
ということで今回は「プレワークアウト」について深掘りして紹介していこう!
プレワークアウトとは?

プレワークアウトというのは、「プレ(前)ワークアウト(トレーニング)」という名の通り、トレーニング前に摂取するサプリメントのことだ。
ほとんどの場合は水などに溶かしてドリンクとして飲むため「プレワークアウトドリンク」と呼ばれることが一般的。
プレワークアウト以外にも、トレーニング中に摂取する「イントラワークアウト」、トレーニング後に摂取する「ポストワークアウト」などがある。
全て重要です!
飲んだ方が良いの?

プレワークアウトドリンクに関しては、よく飲んだ方が良いのかどうかが議論に上がる。
しかし、結論から言えば飲んだ方が良い。
なぜならトレーニングの質が上がり、トレーニングの効果も上がるからだ。
あと一回が挙げられるようになる

筋トレというのは、キツいところからもう一回挙げられるかがとても重要になる。
そこで一回でも挙げられれば筋肉は成長していき、さらに上のレベルに行くことができるだろう。
しかし、この一回が挙げられなければ大きな成長は見込めない。
要するに、この”一回”というのはとても重要になるわけだ。
そこでこの「プレワークアウト」を飲めば、この一回を挙げられる可能性が飛躍的にUPする。
これこそがプレワークアウトの一番の強みだ。
筋分解を防ぐ

筋トレ中というのは、常にエネルギーが足りていない状態である。
この場合、カラダはなんとしても体内からエネルギーを合成しようとするため、カラダの中のはたらきは合成よりも分解の方が強くなってしまうのだ。
人によっては「脂肪がエネルギーとして使われるから嬉しい」という見方もあるが、トレーニングをしている人にとってあまり嬉しくないことがある。
それは、筋肉も一緒にエネルギーとして使われてしまうことだ。
わかりやすく説明すると以下のようになる。
筋トレ中にエネルギーが足りなくなる
↓
カラダはアミノ酸をエネルギー源として使い始める
↓
血中のアミノ酸濃度が低下
↓
アミノ酸濃度を保つために筋肉を分解する
↓
筋肉量の減少
なんとも皮肉な話だが、「筋肉を増やすために行なっている筋トレがむしろ筋肉量が減らしてしまっている」ということだ。
この現象は筋分解と呼ばれているが、プレワークアウトにはこの筋分解を防ぐ作用があるのだ。
まさにプレワークアウトはトレーニーにとって、なくてはならない存在。
だから絶対に飲んでほしい。
成分
1, エネルギーを枯渇させない「クレアチンモノハイドレート」

カラダは、アデノシン三リン酸(ATP)という物質からリン酸がひとつ分離し、アデノシン二リン酸(ADP)という物質に変わるときの化学変化によってエネルギーを発生させている。
アデノシン三リン酸(ATP)
アデノシン1つと、リン酸が3つついている化学分子。
「Adenosine Triphosphate」の3文字をとってATPと呼ばれる。
アデノシン二リン酸(ADP)
アデノシン1つと、リン酸が2つついている化学分子。
「Adenosine Diphosphate」の3文字をとってADPと呼ばれる。
わかりやすく言えば、
「アデノシン三リン酸(ATP)がエネルギーを作り出すとき、その反動として3つあったリン酸がひとつ減ってしまい、アデノシン二リン酸(ADP)に変わってしまう」ということだ。
しかし、アデノシン二リン酸は”とある物質”と結合することでもとのアデノシン三リン酸に戻ることができる。
その”とある物質”というのは「クレアチンリン酸」。
クレアチンリン酸(PCr)
クレアチン1つと、リン酸基が1つついている化学分子。
「Phosphocreatine」の3文字をとってPCrと呼ばれる。
アデノシン三リン酸がアデノシン二リン酸に変わってしまったとしても、この「クレアチンリン酸」があればまたアデノシン三リン酸を作り出すことができる。
しかし体内の「クレアチンリン酸」の量には限りがあり、いくらでも作り出せるわけではない。
そこで「クレアチンモノハイドレート」の登場だ。
「クレアチンモノハイドレート」は、体内で「クレアチンリン酸」の総貯蔵量をふやす効果がある。
それにより、アデノシン三リン酸はさらに合成されるようになるのだ。
つまり「クレアチンモノハイドレート」を摂取すれば、より長い時間フルパワーでトレーニングを続けられるようになるということ。
だから、クレアチンモノハイドレートはトレーニング前に摂取しておきたいのだ。
2, 筋合成を促す「BCAA」

必須アミノ酸であるバリン・ロイシン・イソロイシンの3つを合わせてBCAAという。
日本語では「分岐鎖アミノ酸」と呼ばれ、カラダに筋肉を合成させるようにシグナルを送る作用がある。
そのためトレーニング中の筋分解にいち早く反応し、カラダの中のアミノ酸を使って分解されてしまった筋肉部位を修復させることができるのだ。
しかし、勘違いしてはいけない。
BCAAはあくまでも、分解された筋肉部位をアミノ酸を使って再合成させる作用があるだけで、筋分解そのものを防げるわけではないのだ。
さらに言えば、BCAAがあってもアミノ酸がなければ筋肉の再合成だって行うことができない。
それを知らずに「BCAAさえ飲んでおけば大丈夫」と思っている方がとても多いため要必要だ。
3, 成長ホルモンを合成させる「アルギニン」

アルギニンはトレーニングをする上で嬉しい効果の多い”成長ホルモン”の合成を促進すると言われている。
成長ホルモンの効果
- 筋肉の断面積の増加(筋肉量の増加)
- タンパク質の合成を促進
- 代謝アップ・脂肪燃焼効果
これらの効果によって、トレーニングの効果は上がっていくのだ。
さらにアルギニンには、
- エネルギーを効率よく生み出し疲労回復を早める
- 血管が拡張することで血流を改善&パフォーマンスの向上
などの利点がある。
とくに血管が拡張すると血流がよくなるため、トレーニングをする際に必要な栄養素が筋肉へと運ばれやすくなるだろう。
そうなればトレーニングでは今まで以上に高いパフォーマンスを発揮でき、より筋肉はつきやすくなるのだ。
さらに、血流がよくなると筋肉に溜まった疲労物質や老廃物も効率よく排出できるようになる。
それにより、筋肉痛や疲労感・倦怠感の改善も期待できるだろう。
4, 血流を良くする「シトルリン」

シトルリンもアルギニン同様に血管拡張系サプリと呼ばれていて、その名の通り血管を拡張させるサプリメントである。
効果は上で説明した通り。
筋トレでの効果はとても大きいものとなるのだ。
そして「シトルリンはアルギニンに、アルギニンはシトルリンに変換される」ということがわかっている。
そのため、アルギニンとシトルリンは相性も良く相乗効果をもたらしてくれるだろう。
そのため両方とも撮るのがベストだ。
しかし、トレーニングの効果を考えると是非とも両方摂っておいてほしいです!
5, パワーを持続させる「βアラニン」

トレーニングをすると体内に乳酸が溜まる。
乳酸自体は疲労物質ではないが、溜まるとph値が酸性に傾き、カラダはパワーを失ってしまうのだ。
そこでβアラニンが大活躍する。
βアラニンは体内で乳酸を減らす働きをするカルノシンの濃度を上昇させる。
体内のカルノシン濃度が上がるとph値が低下し、トレーニング中のパワーを持続させることができるのだ。
しかしそれ以上にパワーがなくなってしまうことの方が問題なのです!
わざわざ乳酸は溜めなくて良いと思うぞ!
6, 集中力を高める「カフェイン」
ご存知の方も多いと思うが、カフェインには脳を興奮させる作用や集中力を高める作用がある。
これらの効果によって筋トレのパフォーマンスは向上し、今まで以上に重い重量を挙げたり、より筋肉への刺激を意識できるようになる。
「なんかやる気が出ないなあ」という時や「ボーッとしてしまう」というときにはとくにオススメだ。
7, テストステロンを合成する「ビタミンC」

筋肉を合成する上でなくてはならない存在、「テストステロン」。
これがなくては筋肉を合成することはできない。
そんなテストステロンの量を増やす作用があるのがビタミンCだ。
そしてビタミンCは、ハードなトレーニングによるテストステロンの減少を防ぐ効果もある。
さらに、筋肉をつけていく上ではあまり良しとされない「コルチゾール」を減らす効果もあるのだ。
コルチゾールの作用
- 筋分解を促進し、筋肉量を減らす
- 体内の成長ホルモンのレベルを低下させる
8, 筋肉を合成させやすくする「ナイアシン」

ナイアシンは体内でピリジンヌクレオチドに生合成される。
そしてその後、脱水素酵素の補酵素として糖質、脂質、タンパク質の代謝に大きく関わる。
とくにタンパク質の代謝が良くなると筋肉が合成されやすくなるため、筋トレの効果はより高くなるだろう。
さらにナイアシンはエネルギー産生にも関わっているため、より効率よくエネルギーが生み出され筋トレ中のパワー不足などにも効果的に働くだろう。
9, アミノ酸代謝に深く関わる「ビタミンB6・B12」

ビタミンB6とB12は「アミノ酸の代謝」に深く関わっている。
先ほど、”アミノ酸の濃度が低下すると筋分解がしやすくなる”と説明したが、ビタミンB6・B12があるとアミノ酸が生成されやすくなるため”筋分解”は起こりにくくなるのだ。
それだけでなく、損傷した筋肉にアミノ酸がすぐに届くようにもなるため、筋肉の合成にも役立つ。
あまり知られていないが、ビタミンB6とB12は筋肉においてとても大切な存在なのだ。
全てを摂取するためには?

今紹介してきた成分は一つもかけることなく全てを摂取したい。
とは言ってもそれはなかなかむずかしい。
そのため、上の成分を全て摂取できるおすすめのサプリメントを紹介しよう。
おすすめのサプリメント
今回紹介するサプリメントは、プレワークアウトサプリとBCAAサプリの2種類だ。
<おすすめプレワークアウト>
オススメは、トレーニーから絶大な人気を誇るセルコアC4のプレワークアウト。
セルコアC4のプレワークアウトには、上で紹介した成分のほとんどが入っており、トレーニーからの人気もうなずける素晴らしい内容となっている。
実際、数あるプレワークアウトの中でもかなりの人気の商品で「プレワークアウトならC4だろう」と言われることも多い。
ちなみにこれがセルコアC4プレワークアウトの成分表です↓

成分の種類も量もバランスも素晴らしい!
成分についての詳しい知識を持っていないと言う人は、とりあえずセルコアのC4を買っておけば間違い無いだろう。
購入はこちらから↓
<おすすめBCAA>
BCAAサプリでおすすめなのはXTEND(エクステンド)。
バリン・ロイシン・イソロイシンの配合バランスがとてもよく、とても効果が高い。
さらにシトルリンも入っている。
だから、これでバランスは完璧になるんです!
そして何よりも美味しい。
正直、普通のフルーツジュースと変わらない。
XTENDのBCAAならどの味を選んでも美味しいが、一番人気はマンゴー味。
とても飲みやすいため、一度試してみてほしい。
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摂取タイミング
サプリメントを摂取してから消化吸収されるまでにはタイムラグがある。
そのためトレーニング30〜40分前程度を目安に摂取するのがベスト。
量はそれぞれの商品の規定量を水に溶かすか、粉のまま摂取してほしい。
筋分解を防ぐためにプロテインを飲もう

筋トレ前にプロテインを飲むことで血中のアミノ酸濃度が上がり、筋分解を防げるようになる。
仮に分解されてしまったとしても、その筋肉をすぐに再合成できるようになるのため筋肉の減少を抑えることができるだろう。
BCAAとの相性が抜群に良く、一緒に飲めば相乗効果で筋肉の再合成がさらに促される。
<プロテインの摂取タイミング>

プロテインは、飲んでから血中アミノ酸の濃度が最高値に上がるまでに70分前後の時間がかかる。
そのため、トレーニングの1時間ほど前に飲むのがオススメ。
種類はホエイプロテインであればなんでもOK。
自分の好きなホエイプロテインを飲んでみてほしい。
ただし、糖質が多すぎるものではなくタンパク質の含有量が多いものにしよう。
筋トレの質を上げたいならプレワークアウトを飲もう!

筋トレというのはいつもギリギリの戦いだ。
そのギリギリの戦いに勝つことで筋肉を得ることができる。
もしサプリメントのわずかな効果によって勝敗が分かれてしまうなら、プレワークアウトは絶対に摂った方が良い。
そして実際問題としてそういうケースはかなり多いのだ。
だからプレワークアウトは絶対に飲んだ方が良い。
結果を求める我々には、迷っている暇などないのだ。
最後まで読んでいただきありがとうごさいました!
あなたの人生がもっと素晴らしいものになることを願っています!
more hot, more cool!!
See you next time!!!
「オトナを、もっと。」一同。
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